平日のみどリレー
これまで行われてきた森づくりに学びながら、こどもからお年よりまで誰もが取り組める、荒れてしまった里山を健やかにする活動です。三国湊の里山の緑を未来のこどもたちにバトンタッチしていくことを目的としています。
残雪に若芽の春、緑を空に伸ばす夏をすぎて、結んだ実を落とし、次の春を待つ。
それは、円を描くように、遥かむかしから刻まれてきた自然のリズム。ここから生まれたたくさんの生きものたちは、各々のテンポでリズムを刻み、固有の旋律を奏でながら、調和したエコシステムをつくってきました。その一員であるわたしたちヒトも、生活の近くに調和した自然をつくりだしてきました。
ヒトのリズムと自然のリズムが出会うところにつくられたのが、里山でした。
自然のリズムを崩すのでなく、歩調を合わせるようにして、一緒に踏むステップ。強すぎず、弱すぎない、ちょうどいい感じで、わたしたちの先祖は山に手入れをしてきました。息を合わせた愉快なステップに、たくさんの生きものが集まってきて、賑わう里山からヒトは、楽しみやごちそうをもらいました。いつしか、ヒトがせかせかしたテンポで踊るようになると、調和したリズムは崩れはじめ、里山という舞台から賑わいが失せ、暖かな光も差し込まなくなりました。
里山に影すら見なくなった頃の1997年、福井県の三国町にロシアタンカーナホトカ号の重油が漂着しました。日本海沿岸を染める夥しい量の重油を掬ったのは、高性能なバキュームではなく、列なすヒトのバケツリレーでした。手と手がつないだアクションが、青い海を今のわたしたちに届けてくれたのです。
海原を渡る風と、森の恵みが出会う三国湊から、全国のボランティアと自然の恵みに感謝を込めて。いつの日か、緑の実りが未来のこどもたちの眼に広がっているように。すこしでも、自然と息の合ったステップを感じてもらえるように。そんな願いで、みどリレーは活動しています。
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