第3回 ワークキャンプ2日目
カテゴリー:みどリレー通信, ニノサクじいちゃんの森, ワークキャンプ, 今月のみどリレー, 森をつくる人になろう
2009.12.25
【ワークキャンプ2日目】
眠い目をこすりながら、2日目です。
本日の予定
・ニノサクじいちゃんの森 下草刈り、枯れ木・危険木の処理、つる切りなどの整備
・枯れ木を薪材として搬出・薪作り
・薪ストーブ 以上週末のミドリレー活動。
・炭の窯出し ・芦原温泉
今日は12月のみどリレー活動の日でもあります。 全員森の活動は初めて、ということでまずは森の散策と案内から。 普段入ったことがない森の中を歩くのは楽しそうです。
「ちょっと手伝ってくれるかい?」稲葉さんが傾いて隣の牛舎に向かっている木にロープをかけます。 危険木をみんなでロープを引っ張って処理します。 引っかかってなかなか倒れない木。 見たこともないチェーンソー裁きと木が倒れていく様子に「おー!」と思わず歓声が上がりました。 その後、草刈機の使い方の説明を聞いて、下草・笹刈りの実践活動の開始です。 初めて草刈機を使うのでおっかなびっくり。
始めは進まなかったのが30分もすると上達して、進んでいきます。 枯れ木の処理を行い、薪として運び出します。 さあ。お待ちかねのお昼ご飯です。 今日のメニューは おけら牧場の有機・無農薬の新米、とれたてナメコの入ったお鍋、大根の漬物、放し飼い生みたて鶏のタマゴかけご飯、山形倉田さんからのりんごです。 働いた後のご飯は格別です!
食後の運動は薪割りです。 運び出した太い薪を割ります。これが難しい。 山崎一之さんにコツを教えてもらいながら挑戦します。 12月なのに汗だくです。
寒い~というメンバーの声に、松の木を縦にチェーンソーで切れ目を入れてタイマツを作ってくれました。松枯れの松が天然のストーブに変身。これは暖かい♪
午後も続きの下草刈と危険木の処理と搬出をします。 イスもいくつかできました。 林君作。
テーマ「ムーミンの(座っていそうな)イス」
1日の活動を終えて、足場が悪く作業しづらかった、管理されていない森をきれいにするのは大変だ、作業してきれいになっていくのがわかってうれしかった、薪割が楽しかった、色々知ることができたなどの感想が寄せられました。 山崎さんから挨拶です。 「1人が呼吸するのに30センチのスギが何本必要か知っているかい? 30センチのスギとは二酸化炭素を吸収している樹齢で約30年生と計算して。 年間3本?5本? 1年で一人が呼吸した二酸化炭素を吸収する、つまり呼吸に必要な酸素を得るために12本の杉が必要になります。 では一家族5人が生活するー呼吸をして、車に乗って、電気を使って・・・の生活をするのに必要な森の面積はどれくらいだろう? 1反に100本木が植えてあると想定してみて。 1反は10アール、100坪です。1反?5反?約1町2反と計算されます。 暮らしていくにはどうしても二酸化炭素が出る。 今、地球温暖化が問題とされていて、二酸化炭素が大きな原因だといわれています。 自分の出した二酸化炭素を山の手入れをして吸収させていく。 そうすることで自分の出した二酸化炭素を相殺することで地球環境を考えていく。 これからの生活には環境問題がどうしても出てくる。 そのとき、森の整備や活動が必要になっていきます。 農林水産の仕事が山の維持、地域全体を守るという体験をしてもらいました。 毎月活動をしていますのでまたきてください。皆さまお疲れ様でした!」 さてワークキャンプビッグイベント! 炭焼きの窯だしです。 できているかな~。ドキドキ。 窯だしが早すぎると、中の炭に火がついて燃えてしまいます。それを消そうと水をかけると水蒸気爆発するよ、といわれてさらにドキドキ。 ジャーン。
量は始めの1/3くらい。少し白くなって灰になっています。 取り出してみると・・・。 前回より硬い。
金属音とまでは行かないけれど、音を鳴らしてみるとかすかにカンカンと音がすします。 これはいい出来具合じゃないかな?! よかった~。 一斗缶に入れて熱を冷まして、それぞれ持ち帰ってもらいます。
ワークキャンプ2日目の夜は芦原温泉「角惣」でのんびり入浴。 昨日の疲れもあって眠気が襲ってきたので、早々に解散です。 お疲れ様でした!