三国港突堤とエッシャーとポート・ダイク
2010.05.30 by mikuni.minato
風も穏やかで気持ちの良い昼下がり。三国港突堤を歩いてきました。
平成15年12月25日に国の重要文化財に指定された三国港突堤は、計画から施工に至る建設の全段階で、エッセ ル、デ・レイケらのオランダ人技師が中心になって明治11年(1878年)に着工、18年(1885年)に完成しました。
防波堤は粗朶沈床(クヌギやナラなどの苔枝を束ねたも のをかご状に組んで、その中に石を入れ沈めたもの)を基礎として、その上に砕石を投じ、直径1.5mの巨石を被覆石として2~3割の法面勾配で積んだ構造となっています。この工法はオランダ土木技術が用いられ、直接石を沈める方法より、波の影響を受けにくくなっています。
よく晴れた日曜の午後ということあり、釣りを楽しむ家族連れで賑わっていました。
突堤を降りて砂浜を歩いていると、ハマヒルガオが群生していました。小さくてかわいい花です。
道路沿いにでると、わかめが干してありました。もみワカメになるのでしょうか。
バリアフリーカフェポート・ダイクでは「エッシャー・グッズコレクション 小作品展」が開催されています。だまし絵で有名なエッシャーのおじいさんはオランダ技師のエッセルです。小さな立体作品が主で、手で触れることはできませんがCG映像を見ることができます。映像をみているとエッシャーの不思議な魅力に引きずり込まれます。(コレクション展は6/13まで)
ポート・ダイクから見る景色は最高です。サンセットビーチや突堤も一望できます。美味しいコーヒーやこだわりの紅茶を飲みながらゆっくりとした時間を過ごす贅沢をぜひ!