三国祭
2010.05.24 by mikuni.minato
5/19.20.21と三国祭が行われました。 20日は中日祭。早朝降っていた雨も、山車が出発する頃にはすっかりあがっていました。
正午前までに6基の山車は、三國神社前へと集まり、奉納されます。ここに、神社神輿が2基加わり、街中を練り歩きます。
両脇にぎっしり立並ぶ露店商の間をゆっくりと慎重に、且つ大胆に抜けて行く様に圧倒されます。露天商の屋根は可動式になっており、山車が近づくと屋根が上がります。
車輪が屋台にぶつかりそうでしたが、巧みに切り抜け、みている人たちからも歓声が沸き起こりました。
山車の後ろには、囃子方を務める子どもたちを乗せた花車も。
そのさらに後ろに、囃子方の子どもたちへのお祝いを乗せた大八車もついていきます。
町家館では、竹よし会の方々が祭り囃子を演奏していました。たくさんの方が足をとめ、楽しそうに聞いていました。
三国町内の一角では、写真のようにお祭り仕様の飾り付けがされています。
こちらのお店では、招き猫がはっぴを着ていました。
三国祭になると19日から21日まで写真のように各家々で提灯をだします。提灯の形は区によって違います。
夕方になると提灯にあかりが灯ります。露天商のあるにぎやかな通りから離れ、提灯のあかりで照らされた静かな通りをぷらぷらと歩くのも趣があり良いものです。
まつりのあと(5月22日)
22日、三番山車の北末広区の後片付けをみさせて頂きました。
簡易的に作られた山車蔵。今は立派な山車蔵を持つところもありますが、昔はこういった山車蔵が作られたそうです。お祭りが終わると撤去されます。
山車屋台を解体します。北末広区は8年に一度、山車番がまわってくる区です。この山車屋台は、他の区と共同で持っているので、次の区の人が立会いの下、きれいにしていきます。車輪を外して、潤滑油の代わりにしていたとりもちを竹の棒に巻きつけます。
残ったとりもちを水で濡らしたタオルできれいに拭きとっていきます。大変な力作業です。
こうして、丁寧に磨き上げた山車屋台はまた後世へと引き継がれていくのです。