趣旨
北前船の寄港地として栄え、今なお民家やその街並みにかつての歴史文化を残存させている三国湊(福井県坂井市三国町)において、歴史文化を活かしたまちづくり、民家の保存・修復や街並み景観づくり、そしてその活用が行われています。 平成18年度・19年度に引き続き、三国の歴史文化の深層を再発見する第三回目の文化フォーラムを行い、過去から脈々と繋がってきた地域や街並み(集落)の風景の履歴にも着目し、これらを組み合わせたこれからの「街のあり方」について認識し、地域活性化活動の新たな可能性を探究します。
概要
日時 2009年3月15日(日) 開場13:00〜
基調講演 13:30〜14:30 パネルディスカッション 14:30〜16:00
会場 みくに文化未来館 入場 無料
チラシダウンロード こちら(pdf 1.2MB)
主催 NPO法人三国湊魅力づくりPJ 共催 みくに歴史を生かすまちづくり推進協議会 後援 福井県・坂井市・福井新聞社
プログラム概要
1部…基調講演 13:30〜14:30
「帯の幅ほどある町を−三国湊に育つ想像力」
講師:伊藤俊也(いとうしゅんや)氏 映画監督 2部…パネルディスカッション 14:30〜16:00
「風景と文化の履歴・想像力を生かしたまちづくりに向けて」
司会:中沢孝夫(なかざわたかお)氏 福井県立大学経済学部教授 パネラー:伊藤俊也(いとうしゅんや)氏 映画監督 福嶋輝彦(ふくしまてるひこ)氏 厚生労働大臣政務秘書官 山崎洋子(やまざきようこ)氏 おけら牧場・ジェラートカルナ運営
出演者プロフィール
伊藤俊也(いとうしゅんや)氏 映画監督
’37年2月17日、福井市生まれ。 ’60年東大文学部美学科卒、東映入社。’72年「女囚701号・さそり」で監督。同年度日本映画監督協会新人奨励賞受賞。’91年フリーに。 主な作品に、’72〜’73「さそり」三部作、’77「犬神の悪霊」、’82「誘拐報道」(モントリオール世界映画祭審査員賞)、’83「白蛇抄」、 ’85「花いちもんめ」(日本アカデミー賞最優秀作品賞)、’87「花園の迷宮」、’89「風の又三郎−ガラスのマント」(文部省特選)、「美空ひばり物 語」(TV)、’90「白旗の少女」(TV)、’95「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」、「鬼麿斬人剣」(TV)、’98「プライド運命の瞬 間」、’06「映画監督って何だ!」(日本映画監督協会創立70周年記念映画)等。 ’03紫綬褒章受章。福井ふるさと大使。
中沢孝夫(なかざわたかお)氏 福井県立大学経済学部教授
‘全逓中央本部勤務を経て、立教大学法学部を卒業。兵庫県立大学環境人間学部教授(旧・姫路工業大学)を経て、現在、福井県立大学経済学部教授。専門は、中 小企業論・人材育成論・地域活性化論・産業論等。日本の中小企業の実力を実証した著書『中小企業新時代』がベストセラーに。
福嶋輝彦(ふくしまてるひこ)氏 厚生労働大臣政務秘書官
’65年福井県生まれ。東京大学法学部中退。地域まちづくり、環境教育をコーディネートするPTP inc.を創設。’04年より、福井県地域ブランド創造活動推進事業「三国湊魅力づくりPJ」に参画。現在は、大学時代の恩師である舛添要一氏厚生労働大 臣就任に伴い、大臣政務秘書官を務める。
山崎洋子(やまざきようこ)氏 おけら牧場・ジェラートカルナ運営
石川県小松市生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、音響効果の仕事に従事。 ’75年、夫一之氏との結婚を機に福井県坂井市三国町で開拓農業を始める。 現在「おけら牧場」にて和牛繁殖・肥育のほか鶏400羽の飼養、有機野菜栽培、有機無農薬のお米などを栽培している。 全国の農村女性とのネットワークを築く「NPO法人田舎のヒロインわくわくネットワーク」理事長をつとめ、雪印乳業の「1人100株運動」を提唱するな ど、新規就農と農村女性問題、食の安心安全、農からみる豊かな地域社会についてなど幅広いテーマに取り組んでいる。 [主な著書]おけら牧場—生きものたちとの日々—(家の光協会 ’00)/雪印100株運動—起業の原点・企業の責任(創森社 ’04)