12月のみどリレー活動開催しました(2017年12月7日)
今回はまず作業が遅れていたほだ場の整理に入りました。
4月に植菌して山積みしていたほだ木を、支柱に立てて並べます。
古くなり朽ちたほだ木を山積みして新しいほだ木を立てる場所を作りました。
ところがが、かけてあった遮光シートをめくるとなんとカワラタケらしき物がほだ木にびっしりと生えていました。
椎茸の菌が回る前に雑菌が回ってしまった様です。
こうなるともしかすると全滅かもしれません。
わずかな期待をもってほだを並べました。
今年から発生している椎茸のほだ木もこのきのこ(カワラタケ)が出来ているものはかなり収穫が少ないのでとても心配です。
私たちは弱った木などをほだ木に使用している場合が多いので、すでに菌が回ってしまっていたのか、並べるのが遅かったからか。積んであった場所か、遮光シートに菌がついていたからか。
原因はわかりませんが見守って行きます。
これまでは何とかなってきましたが、こんな事は初めてです。
今後様子を見て教訓にしていきたいと思います。
活動地の林内で下草刈りの時に気をつけていると、コシアブラの幼木が所々に出てきます。
不思議に思っていたのですが、森の奥の方にコシアブラの大木を以前発見しました。
ヒサカキなどの常緑の低木や笹などに覆われた薄暗い藪の中に、太陽の光に当たり黄金色に輝き鳥たちが群がり神々しい雰囲気が漂っていました。
そんなコシアブラの木も今年の台風で大きく傾いてしまいました。
とても残念なのですが、良くも悪くも時の流れと共に森の変化を見ているととても面白く思います。
自然の中で自然がおこすアクシデントは森を活性化させ、新しい命を芽生えさせてくれます。
コシアブラの木は早急な危険性も少なそうなのでそのまま様子を見ようと思います。
森の散策をすると、他にも杉の幹が折れたり、大きな枝が地面に落ちていたりしました。
そんな中立派なアラゲキクラゲがいっぱい出来ているアカメガシワの木が朽ちかけていました。
メンバーの稲葉さんはアラゲキクラゲが大好きらしく、作業中に見つけると、作業着のポケットいっぱいに収穫して行きます。
私も歯ごたえがいいので炒め物やラーメンなどに重宝しています。
結構成長が早いイメージですが、収穫を続けていると、意外に次が出来てきません。
林内ではアカメガシワなど柔らかい木に多く発生するせいか、木が腐食するのも早いようです。
原木栽培のできるようなので機会があれば挑戦してみたいと思います。
さらに森の散策を続けると、今年もフユイチゴの実が出来始めました。
甘さ控えめの酸っぱい冬のデザートです。
落葉樹の葉が落ちて少し寂しい雰囲気の森の中で、濃い緑色の葉っぱに赤い小さな実がついた様子は可愛らしくそして力強く感じます。
変わりゆく様子と、毎年変わらない様子を見せてくれる森は本当に楽しい場所だなあとつくづく感じました。