「第8回 森のクラフト展」開催しました。(2017年9月18日(月))
カテゴリー:みどリレー通信, イベント・シンポジウム
2017.11.27
天気予報は日曜日の夜中に台風襲来、大雨、強風。
当日は、雨のち晴れ。
数日前から頭に「中止」の二文字が頭をよぎります。
昨年は、苦渋の選択で前日に中止を選びましたが、今年は、出店予定者からの問い合わせが多くある中、できる限りの開催の道を探りました。
メンバーと相談する中で、ログハウスを利用して「規模を縮小してでも中止はしない。できる事をできる形で」という方向性で行く事にしました。
当日、朝小雨が残る状態でしたが、少しずつ晴れ間も出始め、都合よく風が木々の滴はふり落としました。
足元の雨水も浸透し表面は風が乾かしてくれました。
「これなら森の中で開催できる!」林内での開催は、半分あきらめていたのですが滋賀県から毎年手伝いにきてくれる山本一家やみどリレーメンバーの協力で早朝から、会場準備、駐車場準備、看板設置などに追われました。
前日に準備をする事が出来なかったため、作業も遅れてしまいましたが、出店者も続々と到着し出店準備に取り掛かりました。
時間が経つにつれ、普段の静かな森の中はにぎやかな森のお祭りの様子に変わってきました。
電話で、「今日はやりますか?」の問合せが多くありました。
この辺りの他のイベントはことごとく中止となっている様で「森のクラフト展」も中止と思っている人が多かったようです。
残念ながら出店予定者も6組がキャンセルとなってしまいました。
今年も台風に振り回されてしまい来場者も一昨年と比べるとかなり少なくなってしまいましたが、のんびりとした雰囲気の中で出店者自身が楽しんでいる様子で、初期の頃を思い出し初心に帰る事が出来ました。
今年から毎年恒例だったお餅つきを中止となり、寂しくなるなあと思っていたら、坂井町で9月にオープンした「ぴんぽんぱん」さんが、機械を持参して「ポン菓子」を実演、配布してくれました。
種類の違うお米を使って午前午後に2回開催しました。
ポン!と大きな音と共に白い煙が吹き出します。
見ていてワクワクしました。
パフォーマンスも森のクラフト展の雰囲気を変えてくれました。
ギターとバンジョーの弾き語り、合唱、津軽三味線、飛び入りでウクレレ弾き語りもありました。
森の空気に溶け込み流れているのを忘れてしまう音楽、つい立ち止まって聞き入ってしまう音楽、クラフト展を盛り上げてくれる音楽・・・様々なジャンルの音楽が心地よいひと時を演出してくれました。
昨年に引き続き今年も台風の襲来と重なってしまい、主催者側がバタバタとして皆さんにご迷惑をおかけしました。
森の中での開催なので、荒天時にはどうしようもないのですが、「もしかして・・」と希望を抱きギリギリまで判断を送らせてしまいました。
結果としてはよかったのですが、イベント主催という部分ではよい判断ができたかは今後の課題です。
遠方からの出店予定の方も見えたので、どうなる事か心配されたことと思います。
今回を教訓に今後も森のクラフト展を開催していきたいと思います。
今回の開催において、前日の雨で足元がゆるみ、木々から水滴が垂れてくるので森の中の開催はさすがに無理だろうと思っていましたが、雨水は土壌に浸透し、風が木々の滴を落とし乾かしてくれました。
朝、雨が降っていたにも関わらず、開催時間にはぬかるむ場所も一部となっていました。
台風の襲来とそれを取り込んでしまった森の姿を目の当たりにして、自然の厳しさと、自然のもつ包容力の両方を感じる事が出来ました。
そして自然と共に暮らす大切さをつくづく感じました。