「第9回 森の樂校2017 きのこの植菌・収穫と山菜摘み」開催しました。
2017年4月2日(日)
「第9回 森の樂校2017 きのこの植菌・収穫と山菜摘み」開催しました。
早い時間からみどリレーのメンバーが準備の手伝いに来てくれました。
まずはいつもの様にたき火から初め、料理の準備にお湯を沸かし、すぐに植菌がはじめられるように、何本かのほだ木にドリルで穴あけ作業もしてくれました。
おかげ様で準備万端で参加者を迎える事が出来、日程がスムーズに進んで行きました。
参加頂いたみどリレーメンバーの皆さま、ありがとうございます。
森の樂校の参加者が集まったところで、簡単な自己紹介をしました。
その後は森へ移動して早速椎茸の植菌作業を行いました。
先月なめこの植菌はみどリレーで終わらせたので、残すは椎茸の種駒が1200個ほど。
ほだ木にして40~50本ほどになったかと思います。
昨年に引き続き、ピンと張ったロープに滑車をかけて、動滑車を使った5倍力システムを使い子供でも太いほだ木を持ち上げ移動する事が出来ました。
子供達のやってみたいという気持ちに火が付いて、重労働を楽しくこなしてくれました。
興味を持った子供はスタッフがサポートしながら、ドリルで穴あけも体験する事が出来ました。
小さな子から大人まで、金槌を使い上手に植菌作業を進めすべて終わらせる事が出来ました。
このほだ木から椎茸が収穫できるのは2夏越えた年末位からになります。
今は2017年なので、2018年の年末から2019年の春ごろの収穫予定です。
「長いなー」という意見もありましたが、美味しい椎茸が出来るまでしばらくの辛抱です。
ぜひ再来年収穫に来て下さい。
今年は3月に入ってから寒い日が多かったためか森の樂校の開催日でも多くの椎茸が収穫できました。
少しずつお土産にもなりました。
逆に、昨年は開催前に暖かい日が続き、タラノメも多く出ていましたが、今年は10日ほど遅れている様子です。
タラノメの収穫はできませんでしたが、ノビルは収穫できました。
遠くに白山を望みながら原っぱで山菜つみをしている様子はとてもいい時間の流れを感じました。
収穫も終えて炊事場に戻る途中で炊飯用の木の小枝や着火用の杉の葉を集めました。
子供達が小さな手にいっぱいの枝をもって帰ってきました。
森の樂校では、自分たちで食事も作ります。
お母さんお父さんたちが見守る中、年の大きい子が包丁を使って野菜を切るのを見て小さい子たちも真似をして野菜を切ってくれました。
「危ないからやめなさい」と普段言ってしまう事も、親やスタッフ達が見守る中、頑張ってチャレンジする子供の姿にヒヤヒヤしながらも、成長を感じました。
かまど焚きのご飯は少し焦げてしまいましたが、おこげの部分も喜んで食べてくれました。
普段子供達はしいたけをあまり喜んで食べない物ですが、炭火で焼いた椎茸を両手に持ちながらおいしそうに食べている姿はとてもほほえましく見えました。
昼食メニューはご飯、焼き椎茸、焼きキャベツ、トン汁、ノビルの酢味噌和え、アラゲキクラゲとノビルのごま油炒め、おけら牧場の牛乳と卵でした。
自分で収穫した山菜や椎茸を自分達で調理したので、美味しくないはずがありません。
いつも以上に食べる子供達にお父さん、お母さんはびっくりでした。
デザートは「とみつ金時」の焼き芋です。
濡らした新聞紙とアルミホイルで包みたき火の中に投入しました。
自分で選んで包んだ焼き芋を食べたいと言った子は色々考えた結果、ほかの芋と区別できるように石を一緒に包んでみました。
こういうひらめきは面白いですね。
とても美味しい焼き芋が出来て大好評でした。
昨年は食事なしで午前中の開催だったのですが、旬の食材を使って、食事をみんなで作って食べるというのは、やはり面白いと感じました。
内容に余裕があれば、今後もこの形で行きたいと思います。
天気にも恵まれ、事故やケガもなく無事に森の樂校を終える事が出来ました。
「続けてやらなければ見えてこない」と思い、「森の樂校」を開催してきました。
数えてみると第9回を迎え、次回で「ツ抜け」の10回目です。
やっと私たちの目指す方向性が見えて来たような気がします。
今後も、ご参加、ご協力をお願いします。
参加者の皆さん、スタッフの皆さんご協力ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。