8月のみどリレー活動開催しました(2016年8月25日)
前回に引き続きツリーハウスの解体作業と下草刈を中心に行いました。
森のクラフト展に向けて林内の落ち葉や枝などを集めたり、つまづきそうな切り株なども処理しました。
いつの間にか林床にのこしていた幼木も何本かが大きく育ってきたため少し間引きました。
何もない所では、落ち葉や表土が雨や風で流されてしまいますが、幼木や、落ちたえだのまわりでは落ち葉や土が留まってくれます。
すべてきれいにしたくなってしまいますが、バランス良く残す事によって林床の渇きや栄養分の流失を止めるようになります。
自然は面白いもので、コナラの森の中でコナラの幼木は成長できませんが、桜やコシアブラ、クサギ、ヒサカキ、ムラサキシキブ、シロダモなどの幼木は成長する事が出来ます。
ザックリとわけると陰樹や陽樹などとよく言いますが、木の種類によって条件は少しずつ違うようです。
桜などはがけ崩れなどの後に真っ先に育ち始めるパイオニアツリーですが、意外にもある程度の陰樹性もあるようで、コナラの森の中でも幼木がどんどん成長しています。
こういう微妙な感覚は、教科書にはなかなか載っていないので、自ら森に入り実際に感じてみないとわかってきません。
まだまだこの小さな里山から学ぶ事が一杯あります。