6月のみどリレー開催しました。(2015年6月21日)
先月下草刈りをした森の中は、早くも下草に覆われてしまいました。
今年は雨が降らず、天気良すぎて雑草の伸びが悪く助かっているのですが、その分、一度雨が降ると、「待ってました!」とばかりにぐんぐん成長してきます。
今月も5月に引き続き、下草刈り中心の作業になりました。
森の中を散策してみると、直径10cmほどのコナラが3本枯れていたり、20cmほどのコナラも病気で元気がなくなっていました。
すでに枯れていた3本は伐採しました。
この森に生えているコナラの木は樹齢約50・60年の老木です。
「コナラの森にコナラは育たない」の法則によると、他の年代のコナラが森の中で混在するのは難しくなります。
他の木に比べて、細い木に見える物も実は同時期に生えた木で、成長が悪いだけの劣性木の可能性があります。
これらが今回枯れてしまったようです。
この法則はコナラがどれだけドングリをつけて芽が出ても、コナラの木の下では光が足りず、大きくなれないと言うものです。
この日照の条件でも成長できる陰樹性の高い樹種が次々と成長してきます。
自然はきちんと、多様性を持てるように調整しています。
もしこの法則が無ければ、コナラだらけになってしまいます。
元の木が枯れてしまったたり、伐採されたりした場合に幼木は大きくなる事が出来ますが、実際には一本の木が森の中で枯れたり伐採したとしても、まわりの木の枝が伸びて来てその空間をふさいでしまいます。
淘汰されただけで世代交代が進むほどには、中々なりません。
いろんな幼木にテープでマーキングして保護をしているのですが、意外にも桜の幼木は、コナラの森の中でも大きくなってきています。
コナラの木と同時期に成長してきたと思われる50~60年の栗の木はほとんど枯れ始めています。
混み合ってきた森ではコナラよりも木の寿命が短いようです。
コナラの幼木にもマーキングしていますが、やはり成長する事が出来ません。
今回、大ニュースがありました。
長年森の整備をしてきてくれた講師の稲葉さんがご結婚され、奥さんを連れて来てくれました。
おめでとうございます!!
しかも奥さんも作業服で来て、下草刈りや枯死木の伐採など森の整備も一緒に行ってくれました。
こんな日が来るのをみんな楽しみにしていました。
美味しい洋菓子も作ってきてくれました♪
ごちそう様です。
この日は、私の3歳の娘も初めて森の整備を手伝ってくれました。
稲葉さんの奥さんがチェーンソーで木を切るのに見とれて、「カッコイーね」と言っていました。
そして切った木を「よいしょ、よいしょ」と言って台車に積んでくれました。
すぐに飽きてしまいましたが、私がやっている事に少しでも興味をもってくれたというのは本当にうれしい事です。
危ない作業もあるので、いつも一緒と言うわけに行きませんが、親子参加型の活動日があっても面白いかもしれません。
さて次回の企画です。
2015年7月11日(土) 「ブルーベリー摘みとおやつ作り」
第5回森の樂校20157:00から11:00頃まで
収穫のピークを迎えたブルーベリーの収穫と、おやつ作りを行います。
今年は天気が続き、甘くておいしい実が多く出来ています。
森からの恵みの薪や炭火でブルーベリージャムを作ったり、ダッチオーブンでスコーンを焼く予定です。
2015年7月20日(月) 毎月のみどリレー「里山整備活動」9:00から11:00頃まで
下草刈予定
※飲物・長袖・長ズボン・長靴・手袋・カッパなどは各自準備してください。
この日は整備活動の後、11:00ころから稲葉さんの結婚お祝いBBQを行います!
2015年9月21日(月) 祝日 敬老の日
「森のクラフト展」10:00から15:30頃まで
出店・出展・パフォーマンス募集中です。出店料1000円、パフォーマンスは無料です。
【お問合せ・申し込み】
NPO法人三国湊魅力づくりPJ 緑のリレープロジェクト
担当:竹内英樹 090-8324-4918 takeuchi@mikuni-minato.jp