第1回 里山保全・森づくり人材養成講座 開催(1)!

当プロジェクト初となる里山保全・森づくり人材養成講座を開催しました! 粒揃いの参加者とみどリレーの思いが幸福な出会いを果たした、怒濤の3日間。 このプロジェクトを通じ、またひとつ、みどリレーは大切な一歩を踏み出すことができました。

●日時:11月1日(土)10:00~3日(月祝日)17:00
●活動場所:福井県三国町 ラーバンの森/ワッキの森/ナミィの森 /三国きたまえ通り/雄島/東尋坊 今日から数回にわたり、3日間のドキュメントをお届けしていきます! 県内外から6名の参加者を募り、森づくりのプロフェッショナルを講師に招いて 2泊3日の合宿形式で実施された、里山保全・森づくり人材養成講座。

そもそも、なぜ開催する必要があったのでしょうか? 講座開催の背景にあったもの、それは

●放置され荒廃の進む地域の自然環境
●これを健やかな状態にしていくための、人・技・認識・資金の不足

という、現在私たちが抱えており、かつ全国各地に共通する問題でした。

これに対し私たちは、内外のボランティアとともに状況の打開に取り組みたいと考えました。

目指すのは、地域に豊かさをもたらし、住民がそこに住むことを誇りに感じ 来訪者には愛すべき場所となる、そんな三国の自然環境をつくり、育てていくこと。

そのために、沢山のボランティアが足を運び 自然環境の保全を行う滞在型ボランティアの仕組みを 観光等諸産業と組み合わせ、三国ならではのモデルにつくりあげること。 その際、なくてはならないと思われたのが この問題に主体的に関わり、活動を促進していくコアリーダーの存在でした。 そこでプログラムは

●里山保全・森づくりの基礎知識・技術の習得とその実践
●森づくりボランティアの持続可能なあり方をめぐるワークショップ 「実践」×「ワークショップ」

の両輪で構成されることになりました。 そして参加者には、3日間のワークショップを通じて 3月に実施予定の同講座のプログラムを「ゼロから立案する」という課題が設定されました。 来春にはコーディネーターとして実際に講座を開催するという、この「実践的・参加型プロジェクト」は、「参加者からコーディネーターへ」と、参加者が自らを変えていくプロセスそのものでもあります。 常識的に考えれば、かなり思い切ったプロジェクトだとおわかりになるでしょう。 参加者の皆さんは、森林に関する知識も、林業の経験も、ほとんど持ち合わせていませんでした。 いってみれば、参加者を野晒しにするようなこのプロジェクトが、なぜうまくいったのでしょうか? 出来合のプログラムではないからこそ、そこには秘められた力があったようです。

つづく

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