ワークキャンプ2010開催しました②
2010年11月22日、ワークキャンプ2日目。
昼ご飯に釣れたてのアジを食べたい♪という大学生のリクエストから、有志を募り朝6時から近くの漁港にアジ釣りに行きました。
私は4時まで炭窯と格闘していたため目が開きません。
なんとか目覚めて、6人で漁港に向かうと、すでに先客がいました。
しかもこの漁港は1箇所以外はあまり釣れない・・・・・。
→小さいふぐが釣れました・・・。
「ここは5時から来なければ釣れないぞ。俺はもう帰るからここで釣ってみろ」と先客のおじさんにポイントを譲ってもらいました。
何とか20匹くらい小さなアジを釣る事が出来ました。
それでも参加者みんなで食べるには足りないので、釣り好きな山本先生一家に昼までにアジをもっと釣ってきてくださいとお願いしました。
そしてその期待に応え、型のいいアジを釣ってきてくれました。釣れたてのアジの素揚げとアジフライを仲間と囲めるなんて贅沢~♪とてもおいしかったです。
2日目は、チェーンソーを使った実践作業。
講師の稲葉先生・林先生は松枯れなどで枯れて他の木にもたれかかっているような危険な木を次々と倒して行きます。
見ていてほれぼれするチェーンソーさばき。迷いがありません。
稲葉さんは足に4本爪が付いた木登りの道具をつけて腰に巻いた一本のロープで次々と高い杉の上に登り枝を打って行き、もう止められないほど仕事モード。
佐藤君は黙々と落ちてきた枝を片づけて行く。
かたや林先生は切り株にチェーンソーで穴をあけ鳥の巣をつくっていました。
森の整備と火の番が大好きな小学2年生の林先生の長男しゅう君は働き者。
落ちてきた枝や丸太を片付けていきます。
相模さんはちょっと休憩していたら、「そんなに休んでばっかりいたらだめだよ」と注意されていました。
昼食が終わると私を引っ張って、「早く森に行こうよ。早く行かないと僕の森にしちゃうよ」とせかされました。
そして大人達よりも上手にトビを使い集材してゆく。
そんなしゅう君の楽しそうな姿を見て、山本先生の長男で4歳の森ちゃんも僕もやる!と言って、お母さんと一緒に小さな手で小枝を集めてくれました。
森の整備は子供から大人まで一緒に参加でき、一緒に恵みを頂き、一緒に語り合える場となる事を感じました。
育ちの悪い杉や密集している木をある程度間伐しある程度搬出すると、森が見違えるようになってきました。
中まで太陽の光が差し込み、綺麗で健康的に感じました。
ここの森は杉が植樹してあったのですが、放置され藪になって様々な樹種が生えてきています。
杉だけにするのではなく広葉樹も適度に残し、針広混交林に仕上げます。
こうする事により単一樹種の森より様々な生き物が住みやすく、保水率が高く健康な森になるそうです。
3時には作業も終了し、昨日の竹炭の窯出しです。
本当は後一日おいて窯が冷めるのを待つ方がいいらしいですが、触った感じもう大丈夫そうなので、あける事にしました。
ちなみに。木炭の窯は早朝閉めたためまだ熱く、窯出しは断念。
スコップで砂を掘り進めていきます。
どうかな~?できているかな?わくわくドキドキの瞬間です。
竹炭は、見事上手に焼けていました。
互いにたたくとカンカンと良い音がなり、堅い炭になっていました。
しかし途中火が弱まり調整したため、窯の温度が急激に変わり少し炭が割れてしまったそうです。
林先生にとっても炭焼きはするたびに様々な変化が現れ、勉強になり、奥が深いそうです。
2日のワークキャンプも無事終わりました。
しかし参加者や講師の先生達同士様々なお話も尽きずこのままもう一日議論を交わす日がほしい位でした。
自分たちの作った炭で自分たちの釣った魚や森でとったきのこや山菜を焼いて、自分達が切り出した薪で明かりと暖をとり、語り合えたら面白そうです。
今後また企画したいです!
すごく楽しく・勉強になった2日間でした。
多くの仲間達と様々な話をして、自分の今後のためになりそうです。
講師の先生方、参加者の皆様方ありがとうございました。
最高のメンバーが集まり夢の様な活動ができました。
色々と不手際もあり御迷惑もおかけしました。
今後も「みどリレー活動」を通し、森や生き物たちの事を考えて行くと共に、自然との暮らしを楽しみ、人との交流を楽しむ事の出来る活動ともして行きたいです。