里山保全・森づくり人材養成講座2開催しました!報告
~里山保全・森づくり人材養成講座2~ すっかり遅くなりましたが、9月のワークキャンプの報告です。
里山保全・森づくり人材養成講座2回目はチェーンソーの講習会です。 正式には伐木等作業者安全衛生特別教育講習といいます。 木を伐る林業という仕事は危険を伴う仕事で、チェーンソーでの切断事故、木を倒すときの事故など死亡率が一番高い職業。 知らずにやってしまう危険な行動。 一歩間違うと大怪我をする行動。 今回の講習会の目的は木を伐るときの安全な知識を持ってもらい、伐木のときに何に気をつければいいかを理解してもらうことと、チェーンソーの使い方を学ぶのが目的です。 ワークキャンプ参加者14名と地元の森林組合や園芸屋さん6名の20名。 1日目はチェーンソーに関する知識として種類、取り扱い方法、点検、整備の仕方についての座学です。 伐木作業に関する知識として伐木方法、避難の方法について。振動傷害、安全規則についてなどの講習を受けました。
2日目はチェーンソーの点検・整備・操作の実習です。 まずは点検について。 チェーンソーの手入れと刃の具合で仕事のやりやすさや安全面が全然違うとのこと。 プロは休み時間のたびに刃の手入れをするそうです。 素人が目立てをするのに便利な道具。 目立てゲージとクランプ。
続いてヘルメットとゴーグル、チャプスを装備して安全に気をつけての実習です。 まずはまっすぐ玉切りの練習。
次に横に伐る練習。
続いて斜めに伐る練習。
受け口を作る練習。 突っ込み切りの練習。
みんな真剣で楽しそうです。 チェーンソーの刃の目立ての練習。 最後に先生による伐木のシュミレーション。
全員、無事修了書をもらいました。 3日目は1人1本づつ伐木を行いました。 雷か雪で折れてしまい、立ち枯れの木。 斜めになった木。 ロープをつけてみんなで引っ張る準備をしてチェーンソーを回します。
イラストのイメージ通りにはなかなか受け口の三角が伐れません。
追い口を作って、ロープを引っ張ってみんなで木を倒したとき、自然と拍手と歓声が上がります。 伐った木で簡単なベンチも作りました。
チェーンソーの危険を認識することができました、どのようなことに注意すればいいかを知れた、今後の活動に生かしたいなどの感想が聞かれました。 今までチェーンソーを持ったこともなかった人、木を伐ったことがなかった人が木を伐れた、ということは大きな体験になると思います。 里山活動や何か自分で始めたいときに役立つ講習会であればなあと思います。 スキルアップを目指したい方、毎月の活動でお待ちしていま~す。 夜は台湾からのお客様と交流したり、昼食に火おこし体験をして、森から運び出した薪でピザを焼いたり。最終日は東尋坊や三国の原生林雄島、三国湊の街中を散策して三国のプチ観光もできた充実のワークキャンプでした。