2007年度の活動
みどリレーは、平成19年度の「ナホトカ号重油流出事故から10年〜三国湊型環境教育モデルの構築と普及活動」活動の中で発足しました。
●事業概要
福井県三国町において、10年前に起こったロシア・ナホトカ号の重油流出事故を契機に、地域住民の環境に対しての意識が高まり、地域団体における環境教育活動が行われて来ています。事故から10年目を迎える本年度(平成19年度)、これまでの活動を深化させ、地域団体がパートナーシップを形成しながら、持続可能な地域の形成や環境保全活動を継続して行っていくための「三国湊型環境教育モデル」の構築を行い、その実践活動及び普及活動を行っていく事業です。
●事業内容
1)調査研究
・「ナホトカ号重油流出事故」で提起された、自然環境、災害等の問題の調査研究
・三国湊の自然と人間との繋がり、自然との共生についての歴史的・文化的考察による調査研究
2)シンポジウム
「三国湊自然との共生〜ナホトカ号重油流出事故から10年」
ロシアタンカー「ナホトカ号」の重油が福井県三国町に漂着してから今年で10年。 海は全国のボランティアと住民の力によって甦り、三国では漂着ゴミの回収、海を育てる森づくり、環境教育等の活動が盛んに行われています。豊かな三国湊の自然と人間のあり方をめぐって新たな活動を考えるシンポジウムを行い、「三国湊型環境教育モデル」の可能性を探究します。
3)三国湊型環境教育モデルの構築
4)三国湊型環境教育モデルの普及・実践活動
「三国湊緑のリレープロジェクト〜minato meets satoyama!〜」
1997年、重油に染まった海は、全国からのボランティアと地域住民の手によってふたたびきれいになりました。 10年を経た今日、荒れる里山を健やかな状態にして、楽しみながら地域の自然景観を活き活きとさせ、地球温暖化の防止に寄与する活動が始まろうとしています。「三国湊緑のリレープロジェクト」は、一人一人の手によって海がきれいになったように、こどもから大人までが取り組める方法で森をつくっていく活動です。
事業主催:NPO法人三国湊魅力づくりPJ 助成:環境再生保全機構地球環境基金助成事業(平成19年度)