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わくわくこども塾~いのちと食べ物の学校 土・森・田んぼといきもの探検隊~ 第2回目

2005.08.30  by

豊かな自然に囲まれた福井県三国町で、乳搾りや野菜や卵を収穫したり、 昔の舟を再現して魚とりをしたり、海女さん体験をしたり、 科学実験で遊んでみたり、収穫した素材で本格的なフランス料理を作ったりして 環境や生き物、いのち、食べ物について考えながら、地球や自分達の未来に思いを馳せよう!

日時:8/17(水)~8/19(金)

会場:休暇村越前三国/ラーバンの森 他

参加費:10,000円(2泊3日 6食付)

主催:NPO法人田舎のヒロインわくわくネットワーク
共催:三国湊魅力づくりPROJECT
後援:三国町教育委員会
コーディネート:PTP inc.

日程

17日(水)
集合、オリエンテーション(山崎一之)
土と触れあう 陶芸体験(田中学)
みみずと土(皆越ようせい)
バーベキュー
虫のふしぎ 小さな虫の写真鑑賞 、宿泊

18日(木)
虫と田んぼ・畑と虫見板(宇根豊)
ツリーハウスづくり(村上棟梁)
スタッフによる手作り夕食 、宿泊

19日(金)
ジャガイモ掘り(林農園)
おけら牧場散策 牛の話(山崎洋子)
まとめ、解散

レポート

1日目(8月17日)

●オリエンテーション

塾長山崎一之氏の挨拶と話。 田んぼで生きている虫たちはどれくらいの居場所がなければ生活していけないのか。田んぼにとって虫たちは欠かせない生きものである。蛙は本来自分が生まれた範囲でしか生きられない。もし自分のいる田んぼの水が枯れてしまい、隣の田んぼは水が豊かで獲物がたくさんいたとしても、自分の住んでいる居場所から抜け出ようとせず、そのまま生き途絶えてしまう。そのため、田んぼの環境を人間の手で変えてしまうことは、彼らのいのちに関ってゆくことになる事などなど。 その後は、山崎一之さんと一緒におけら散策です。井、しいたけの苗木、昔の家、牛舎、堆肥、鶏小屋、森などなど見に行きました。

●土と触れあう 田中学氏による陶芸のワークショップ

簡単に楽しくできる器と湯呑みをつくりました。円形の平たくのばされた粘土に、ハンコや葉っぱの葉脈で模様を作ってお皿を。お皿と同様に模様を作って筒状にし、最後に底の部分をはってつくる湯呑み。最後は5色から好きな色を選んで田中さんにお伝えしました。あとは、乾燥させて焼くまで、田中さんにしていただけるのでどういう風にできあがるのか楽しみです。第3回目のこども塾では、作った器も使いたいと思います。

●「みみずと土」皆越ようせい氏によるワークショップ

東京から、自然写真家の皆越さんに来ていただき、虫のふしぎにせまるワークショップを行いました。ラーバンの森をみなで散策しながら、石や木、落ち葉をめくって虫をさがし、面白いお話を伺いました。ラーバンの森は本当に自然が豊かだそうです。また、すごいタイミング!で、トノサマバッタのメスが交尾(メス1匹にオス2匹がのっかっている)しながらきれいな緑色の糞をしている姿をみることができたのでした。もちろん、このトノサマバッタは皆越さんが発見。 また、夕方には、皆越さんが撮影した虫たちの写真を、大きいスクリーンで見せてくださいました。森の中に生息する小さなダニたちやみみずや他の虫達。さまざまな色や形の虫。また、みみずの中では全長約50センチもの大みみずや、とても美しい?奇妙な?というような澄んだ青色のみみずなどなかなか見ることのできないみみずたちを見せていただきました。普段味わうことのできない世界。貴重な体験となりました。

皆越ようせい(みなごしようせい)氏
1943 年生まれ。自然写真家。土壌生物を専門に撮影し、その写真は高い評価を得ている。各地でスライド&トークを開催し、土壌生物の存在と理解を深める活動も展開している。子ども向けの写真絵本は他に2冊でており、『おちばのしたをのぞいてみたら…』、『ダンゴムシ みつけたよ』(共にポプラ社)がある。

●「虫と田んぼ、畑」宇根豊氏によるワークショップ

虫見板を全国に改良/普及し、また、ご自分でも農を営まれている宇根さんによるワークショップ。福岡から来てくださいました。 農がどんなに「楽しい」ものであるか。さまざまな虫や生き物が生息できる田んぼが、自分を豊かにしてくれる。宇根さん自身いろいろな農法(合鴨や炭)でお米をつくり、今は人力で稲を育てているそうです。ほんの少し雑草を残しておく。そうするだけで、実にたくさんの生き物が田んぼで生きていくことができる。また、害虫がこない年は、益虫も育たず、来年の米作りに影響がでる。害虫と益虫、ただの虫、そして土に稲に水。バランスが大切なのだともおっしゃっていました。 お話を伺ったあとは、ラーバンの森の田んぼに虫見板をもってでかけ、虫観察を。25種類前後のいきものを観察することができました。益虫や害虫の見分け方は簡単で、大概益虫はかわいいとは言えない大きな虫で、害虫は小さい虫だと教えていただきました。田んぼにはトンボの幼虫ヤゴやゾウ虫、シオカラトンボ、アマガエルやおけら牧場の名前「オケラ」などいました。また田んぼの横を流れている小川には沢蟹やドジョウがおり、豊かな自然を体験することができました。

宇根豊(うねゆたか)氏
1950年生まれ。長く福岡県の農業改良普及員などを勤めた後、2000年3月、「農と自然の研究所」を設立するために、県庁を退職。現在研究所の代表理事。1978年より、「減農薬運動」を提唱。「虫見板(むしみばん)」を開発普及(現在13万枚普及)。1989年、糸島郡二丈町で就農、兼業農家になる。 2000年「田んぼの学校」がベストセラーに。その他、主な著作に、「百姓仕事が自然をつくる」「田んぼの忘れもの」「田の虫図鑑」「減農薬のイネつくり」などがある。 ※ 虫見板について 田んぼに入り、イネの株元に「虫見板*」を添えて、葉を軽く揺すって、そこに落ちてきた虫をのぞき込む。ウンカなどの「害虫」、それを食べる「天敵」、そして悪さをしない「ただの虫」など、どんな*虫*がいるのかがわかる。そして害虫の発生状況から、田一枚ごとの「防除適期」が推測でき、むやみに防除することもなくなる。こうして多くの農家が農薬の散布回数を減らすことに成功、イネの減農薬運動の大きな武器(農具)として全国で活用されてきた。

●ツリーハウスづくり

三国町にすんでおられる村上棟梁を講師にお招きし、午後からは、ラーバンの森で、ツリーハウスづくりです!格好も大工になろうと、道具をいれてベルトでとめる袋も用意してもらい、かなずち、スケール、鉛筆などを入れて腰にまきました。ツリーハウスの土台は、主に大人達が、ツリーハウスのハシゴを子供達がつくりました。10cmもの長い釘をうちこむ難しさ、大変さ。失敗してやり直しをしながらも、着々とできていきます。 また、新しくブランコや、ツリーハウスの上から滑車をつけたロープにしがみついて地面に着地できる遊び道具などを村上さんに作ってもらうことができました。 最後に落ちている木で椅子をつくる工作などもしました。盛りだくさんな午後。疲れたけど楽しいワークショップでした。 <8月19日 3日目>

●ジャガイモ掘り

今回のワークショップのおいしいお昼ご飯を作って下さった、 きっちょんどん・林さんの林農園で、有機農法でつくられた ジャガイモ掘り。みんな、30コは軽く超えたのではないでしょうか。 あっというまに掘り尽くしてしまいました。

● おけら牧場の牛

山崎洋子さんと一緒に牛舎見学を。牛の狂牛病の話や体外受精の話など なかなか知ることのできないお話でした。

● 番外編

ツリーハウス。子供達では、大きい丸太を持ち運んでツリーハウスの土台をつくるのは無理だろう…ということで、わくわくこども塾第2回目の始まる直前に村上棟梁、田中学さんを中心に大人達で仕込みをしました。プロの職人の方はとにかくすごい。半日で土台ができてしまったのでした。 村上棟梁はじめ、手伝ってくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。

3回目のわくわくこども塾

次回は、収穫した素材を使って、本格フレンチ料理に挑戦します。この他にもスパイスについて、調味料について市場見学などを予定しています。

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