第六回 下地が大事なのよ~、と桃井かおりが云う様に / 樋口裕一
2010.08.29 by mikuni.minato
現場は旧森田銀行からみえるところ。福井銀行の正面です。
天井の鉄骨に固い松を咬ませて柱を床までおろしました。床面はコンクリにドリルで穴を開けてアンカーボルトとズンギリボルトで基礎になる木を固定しました。三国の設計士さん、金物屋さん、木材店さんにはめちゃくちゃお世話になって勉強させて頂いておりまする。ありがとうございます。
浜地海岸で拾ってきた流木を柱に組み込む事を検討中。背後にぶら下がっているものは浮き玉です。
まだまだ下地作りは続く….
少しづつ形がみえてきましたが、まだ道のりは遠い…ふんがー
予想外に下地の骨組みからつくらなければ行けないということでかなり大がかりになってしまい、初めての挑戦ばかりで余裕がないのが辛いところですが、なんとか素敵な空間をつくるために粉骨砕身がんばっています。
ところでこの空間なんですが、三国の特色である「湊町」と「文学の町」という要素を活かして、湊町の風情や詩情のある空間で、文学書が読める空間にしたいと思っています。詳しいことはまた日を改めて書かせて頂きます。
夢をみるのは容易いが、実現するのは至難の業でえございます。
兎にも角にもオロナミンCを一気飲みしてふんどし締めて腰袋に道具を入れて年代ものの軽トラにとび乗って今日も行くのでございます。
世の中は今日も今日とて回っているのでございます。うらの目ん玉もぐるぐる回っているのでございます。
やるしかないのであります。全身あるのみであります。
べべんべん