12月のみどリレー開催しました。(2015年12月27日)

カテゴリー:みどリレー通信, 今月のみどリレー

2016.01.23

2015年最後の作業日は、天気予報では雨のち曇りで、朝から雨やみぞれが降っていました。
しかも今シーズン最強の寒波の様です。
天気が落ちつくまで一年間の反省会と、来年度の活動予定を話し合いました。
もちろん雑談にも花が咲き自然や環境の勉強会にもなりました。

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今年は、なめこの生育が良く11月の初めから、この文章を書いている1月初めまで、ずっと収穫が続いています。
程よい雨と気温が良かったのでしょう。
私が毎日収穫していただけではなく、みどリレーの活動に参加した事がある方たちのも声をかけて子供達と収穫に来てもらいました。
収穫後はみんな森の中で遊んでから帰って行きました。
今後は安定的に「収穫体験」が出来ると面白くなりそうです。

しかし、年末年始に収穫できる椎茸が今年は暖冬のせいで虫が多く、ひどい虫食いになっています。
これからしっかり冷え込み、本格的な3月中ごろからの収穫に期待したいと思います。
またこの暖かさのせいで、雑草がまだまだ生育が止まりません。
この時期で青草が手に入り、牧場の牛たちは大喜びですがいつまでたっても刈払機を片づけられません。

 

体的には寒くならないのは助かりますが、やはり季節相応に寒いときは寒く、雨や雪が降るときは降り、暑いときは暑くが一番いいと思います。
昨年の福井は猛暑や雨の少なさにも振り回されました。
森の中では枯死木も増え、生活用の井戸の水が涸れたりしました。
九頭竜川の水量がとても少なく鮎釣りも不調でした。
逆に雨も少なく暑すぎて雑草もまいってしまったのか、生育が悪く草刈りは少し楽でした。
また暖冬のためか我が家の家庭菜園ではいつもより作物の生育が良かったようでした。
身近な狭い範囲でさえ異常気象により異変が起こり始めているのですから、自然と共に暮らしお仕事されている、農林漁業の方々は本当に大変だと思います。
もっと規模の大きな災害や国や地球規模の異変も心配されます。

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さて今月の作業は、椎茸のほだ木の確保を主にしました。
昨年に幹の途中で折れてしまったコナラと、現在萌芽更新を進めている株付近の先端が弱り始めているコナラの木を伐採しました。

今回は新兵器が登場しました。
高枝鋸「シルキーはやうち4段」です。
2.4m~6.3mまで伸ばす事が出来ます。

これまで高枝切りハサミは果実をとる事に使っていましたが、せいぜい3.5mほどの物でした。
こんなに長いものがあるとは知りませんでした。
重さが結構あり取扱いはあまり良くないのですが、優れもので、求めていた以上の仕事をこなしてくれました。

建物や萌芽更新中の株、隣接している木のため伐倒方向が確保できなかったのですが、高枝鋸で先に枝を落とし重心を変えると共に、枝がなくなったため、わずかな隙間を狙って伐採する事が出来ました。
これまでは、講師の稲葉さんに登ってもらい、枝を打ってもらったり、木の上から切ってもらう様な「特殊伐採」をしなくてはできませんでした。
今後も有効に活用しようと思います。

 

もう一本倒したコナラの木は、谷になった場所での伐採だったため、引き上げる事に苦労しました。根元で直径40cmほどあったので薪用の一玉分ですら簡単に持ち上がりません。そこでウィンチと滑車を利用して引き上げる事が出来ました。

 

活動を続けるたびに様々な状況に遭遇してきたため、みんなその場面ではどうするといいかわかって来て、道具の準備やセッティングができるようになってきました。
回収をあきらめていた木も現在では多くを搬出し、利用できるようになってきました。
今後は所々に山積みになっている枝葉をもっと有効に利用できればいいと思います。

 

今回はみどリレーの忘年会を兼ねて昼食となりました。
2015年中は事故やケガもなくみんな無事に終える事が出来ました。
ありがとうございます。
事務局として至らぬ所もあったかと思いますが、今後ともよろしくお願いします。

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今後も、「整備」「利用」「活用」をバランス良く進め、里山環境を活性化させ循環型の活動をする事により、生物多様性の保全・創出に繋げ里山の維持をして行きたいと思います。
また活動を通し、地域全体の活性化に繋がっていければと思います。

 

【今後の活動予定】

 

  • 「整備」・・・毎月一回の実践作業(みどリレー活動)

下草刈り、ツル切り、間伐や枝打ち、老齢木や弱った木の伐採、松枯れやナラ枯れの被害木や病気の木の処理等を行う。次世代の木を育てるため、幼木の保護や苗づくりをし、伐採後は萌芽・実生更新を促し林内を若返らせ活性化をすすめる。

  • 里山の恵みの「利用」・・・きのこ栽培、・腐葉土・家具・遊具づくり

積極的な利用・活用が、結果として、里山を活性化し生物の多様性に繋がるため、伐採した木は林内整備や薪・ほだ木として、落ち葉は腐葉土作りに利用する。また搬出した木材を製材し、小物・家具・遊具づくりにつなげる。

  • 里山空間の「活用」・・・親子参加型「森の樂校」・「森のクラフト展」の開催

親子参加で行う「森の樂校」では、危険の少ない落ち葉かきや枝集め・きのこの植菌などの作業を行う他、観察会、山菜採り、薪を使った料理なども行う。「森のクラフト展」と共に広く一般対象に広報を行い、里山のあり方や自然とのかかわり方を学び、里山活動の理解者を増やし、地域全体の意識・知識・技術の全体のボトムアップを目指す。

 

 

 

2016年1月24日(日) 「里山整備活動」9:00から15:00頃まで 

枯れ木の処理、枝打ち、落ち葉かき、など。

※参加費500円(昼食・保険)

※飲物・長袖・長ズボン・長靴・手袋・カッパなどは各自準備してください。

 

お問合せ NPO法人三国湊魅力づくりPJ 緑のリレープロジェクト担当:竹内

090-8324-4918  takeuchi@mikuni-minato.jp

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