夢創塾を見学してきました!

カテゴリー:みどリレー通信, 調査研究

2008.11.26

081120_1

11月20日、富山県朝日町の夢創塾を見学してきました。 年間5000人もの人が訪れる夢創塾。 代表の長崎喜一さんが「現代の仙人になりたい!」と始まりました。 小学生、地域の高齢者の方々、様々な人たちの交流の場となり エネルギー循環や山の知恵伝承の場となっています。 北陸地方の里山・森づくり関係の団体の中でも きわめてユニークな活動をしているところです。 多面的な活動はどのように行われているのでしょうか。 今にいたるまでどのような経緯を辿っていらっしゃるのでしょうか。 それらを伺いに、一路富山を目指した次第です。

081120_2

長崎さんが活動を始めたそもそものきっかけが、この花炭。 これをつくるために炭窯をつくっていたら 地域のじいちゃんが「そのやり方はおかしい」と口を出してきたので 別の炭窯をつくってもらったそうです。

081120_3

炭窯をつくることで、じいちゃんたちは生き生きとして、活躍の場ができたそう。 長崎さんのお話を聞いていると、一つひとつの「面白そう、やってみよう!」が 次のアクションにつながっていき、その結果、人が集まり、施設が増え 夢創塾の歩みとなっていったことがわかります。 炭窯の次は、そこでできる熱を有効利用できないかと料理窯を制作。

081120_3

料理窯ができたので、次は釜飯をつくろう!

081120_3

料理窯の砂利は焼き芋に使えるし、熱で海水から塩がつくれる。 塩づくりでできたニガリで、そうだ!豆腐がつくれる。

081120_6

夢想塾で飼っているヤギ。ヤギの糞はコウゾの肥料となり コウゾは小学生が訪れる体験学校の卒業証書に。 薬草は入浴剤に。 じゃ次は電気だと、木炭電池をつくったり

081120_7

こうして体験プログラムが増えていきました。 その一例は、小学生の子どもたちに、木の伐採→材出し→材切り → 卒業証書を入れる額づくり→コウゾで和紙を漉いて卒業証書づくり と木を中心とした循環体験プログラムを行っています。

081120_8

体験プログラムの中心にあるのは炭窯。循環の基です。 材料の粘土質の土、木、トタンなどは全てもらったり 自分で調達してきたりしてつくったものだそう。 約450kgの炭を出し、床材としても販売しています。 現在は10人のスタッフ体制。 地元のじいちゃん、ばあちゃんが手伝って子どもたちの受け入れを行っています。 体験後に子どもたちの書く感想文を見るのが楽しみなんだそう。 子どもたちに会うこと、自分たちの仕事があることが じいちゃん、ばあちゃんの生き甲斐になっていると長崎さんはいいます。

081120_8

「震災の時にパンを待つより、自分で自然の中から食べられるものを探せること。 それを学ぶことが環境教育なのだから、体験プログラムで身につけてほしいのは 生きる力を学ぶこと」。 素敵な考えですね! 「やりたいことをやってみる」。そのプロセスを誰より楽しんでいる長崎さん。 個人の趣向を延長していった先に、地域の人の生き甲斐や子どもたちの喜びが ひいては地域社会が、生まれている。素敵な活動を見ることが出来ました。

081120_9

長崎さん、どうも有り難うございました!

はじまりました!
募集中!
枯れ松伐倒

ただいま
353

カレンダー

みどリレー
活動スケジュール

フィールドマップ

Field Map

ニノサクじいちゃんの森

ワッキの森

ナミィの森

PICK-UP!!

    当事業およびこのウェブサイトは地球環境基金の助成を受けています!

MENU

HOME

みどリレーについて

三国の森と
サックリの森づくり

松枯れについて

みどリレーからの

お知らせ

通信

森づくり どなたでも参加できます!

森の健康診断

森づくりプラン

森をつくる人になろう

三国湊で活躍しませんか!

ワークキャンプ

今月のみどリレー
(月1回週末の森づくり)

平日のみどリレー
(不定期で森づくり)

勉強会

イベント・シンポジウム

調査研究

お問い合せ

年度別
2010年度の活動[予定]
2009年度の活動
2008年度の活動
2007年度の活動