11月のみどリレー開催しました(2017年11月9日)
ぶら下がった木の枝や危険な木も片付き、森の整備も一段落できたと思っていたら、10月23日の台風21号により多くの木が根ごと倒れたり、幹が折れたりしました。
太い枝が宙吊りになっている物も多くあります。
ツリーハウスも木の揺れに耐えきれず土台が崩壊しました。
折れた木の多くは、虫に食われていたり、傷から水が入りこみ腐食している物でした。
多くの木が倒れショックですが、これらが倒れた事により林床に太陽の光が差し込み新たな芽がでて、森が少しずつ若返っていく。
長い目で見れば自然の必要な出来事だと思います。
被害木のコナラの木はシイタケのほだ木や薪として利用します。
かかり木になっていたので、根元側をウィンチで引っ張りましたが、木の枝同士が絡み合ってなかなかうまく外れませんでした。
動滑車を利用して4倍力システム+ロープウィンチで何とか引き抜きました。
人力作業では動滑車やてこなど、物理の基本がとても大切です。
しいたけのほだ木に大きな枝が落下したところがあったのですが、面白い事に枝が当たった部分だけが見事に立派な椎茸が列になって生えていました。
思わぬ収穫となり早速昼に焼いていただきました。
ハンマーでたたくか水につける、雷が多いと豊作だとか言われるが、ショックを与えた所がこれほどはっきり発生しているのには驚きました。
来年はハンマーで叩いてみようかと思います。
いつも年末に少し収穫して、3月頃から4月上旬に再び収穫出来るのですが、春先に暖かくなると虫が入り始めるので、収穫のタイミングを調整できれば助かります。
今回の作業で今年分のほだ木集めができました。
貴重なコナラが確保できてホッとしました。
これからも毎年少しずつでも植菌を進めていきたいと思います。
4月の植菌作業へのご参加をお待ちしています。