2017年1月のみどリレー活動開催しました(2017年1月26日)

カテゴリー:みどリレー通信, 今月のみどリレー

2017.02.22

雨続きの中、前回に引き続き奇跡的に晴天での作業になりました。
みどリレー活動は、ここ7年くらいの間に天候による作業中止は2回ほどしかなく、冬の北陸の天候の中でも活動を続けてきました。
放射冷却のせいで気温は冷えましたが、たき火をガンガン焚き暖を取りました。

 

 

4月の椎茸の植菌に向けて原木の切り出しを行いました。
伐採後の萌芽更新などを考えるとあまり都合のいい木が少なく、弱っている木の上部を切り落とすという実験的な伐採を行いました。
空師の稲葉さんのおかげでこの難しい作業もうまく進める事が出来ました。
活動地の森の木は老齢の高木が増えてきたのですが、借地という事もあり本来やるべき皆伐をする事が難しく、枝や上部の伐採をして、萌芽させることが出来ると有効な利用ができそうです。
里山の整備活動をしている他団体でも老齢木の高木林ではあるが、利用方法などにより伐採が進めにくい森があるようですが、この方法がうまくいくと面白そうです。
今後の変化をみていきたいと思います。

 

 

 

数日前に強風の日に、杉の太い幹が折れてしまいました。
できるだけ利用しようと思いましたが、内部がかなり腐食が進み、いつ枯れてもおかしくない状態でした。
活動地の森内ではこのような杉の木を多く見ます。
どうも枯れて落ちた枝の部分から水が浸入しそこから腐食が進んでいるような気がします。
日本海側で植林されるスギ(ウラスギ)は萌芽力が強いので、しっかり枝打ちしても脇芽がでて傷口をふさぎにくしているようにも思います。
毎年林内で杉の木が立枯れしたり、幹が折れたりしているので心配です。

その他にも枝や幹が折れて途中に引っかかってしまった物も多く、ロープをかけたり長い棒でひっかけて落としたりしました。
下から見ると大したことない枝に見えても落としてみると意外に太くて、頭に当たったらと思うとゾッとする事があります。
小さな子供達も遊びに来る森なので一通り点検しました。

 

「オモテスギ」「ウラスギ」について

太平洋側の雪の少ない地方の杉はオモテスギ、日本海側の雪の多い地方の杉はウラスギと呼ばれています。
樹形や枝のつき方などの形状をはじめ、葉の成分や遺伝的にも違うそうです。
オモテスギは雪が積もると枝が折れやすいのでがウラスギでは雪の重みでも折れにくく、地面に押し付けられることによって枝から根が出て新しい木として成長する「伏条更新」をします。
裏日本、表日本の杉という話なのですが裏というとイメージが悪い気がします。
裏表の表現、どうにかならないものですかね。

 

椎茸が少しずつ収穫できています。
活動日も収穫して炭焼きにしました。
今年の冬の気温は暖かくなったり冷え込んだりしているせいで、例年と比べて椎茸もなめこも収穫のタイミングがわかりにくなっています。
なめこは爆発的な収穫のタイミングが来ないままダラダラ続きました。
年末に収穫できるはずの椎茸があまり採れなかったり、あまり採れない2月にボチボチ発生したりしています。
結果として全体的には収量が少ないようです。
3月からの椎茸の本格的な収穫に期待します。

 

はじまりました!
募集中!
枯れ松伐倒

ただいま
353

カレンダー

みどリレー
活動スケジュール

フィールドマップ

Field Map

ニノサクじいちゃんの森

ワッキの森

ナミィの森

PICK-UP!!

    当事業およびこのウェブサイトは地球環境基金の助成を受けています!

MENU

HOME

みどリレーについて

三国の森と
サックリの森づくり

松枯れについて

みどリレーからの

お知らせ

通信

森づくり どなたでも参加できます!

森の健康診断

森づくりプラン

森をつくる人になろう

三国湊で活躍しませんか!

ワークキャンプ

今月のみどリレー
(月1回週末の森づくり)

平日のみどリレー
(不定期で森づくり)

勉強会

イベント・シンポジウム

調査研究

お問い合せ

年度別
2010年度の活動[予定]
2009年度の活動
2008年度の活動
2007年度の活動