5月のみどリレー開催しました(2016年5月8日)
私事ではありますが、本格的な春を迎え、草刈り、田んぼの準備、薪割りとやる事を多く抱えているこの大切な時期に左手の人指し指を骨折してしまいました。
長野の友人に電話をしたところ、友人も森で転倒して肋骨を骨折しているとの事。
「お互い体に無理がきかない年頃になったな~」と話していました。
「そういえば、あいつは元気かなぁ」と、もう一人仲のいい名古屋に住む友人に電話をしてみると、なんと自転車で転んで、鎖骨を数カ所複雑骨折して緊急入院・緊急手術してやっと退院してきたとの事でびっくり。
3人そろって骨折中でした。
冬の体を温存する季節を乗り越え、春の始まりのこの時期まだまだ体が出来ていません。
体の筋肉も関節もまだしっかり動かず、汗をかいて体温調節もうまく機能しません。
こんな時期は無理をするとケガや病気の元になります。
春の訪れと共に少しずつ体を慣らし、暑い夏に向けて体づくりが必要です。
皆様も気をつけて下さい。
今月の作業は、元気に伸び始めた下草刈り、電線に囲まれた杉の木の伐採、森のブランコのロープの掛け替え、枯れた枝やぶら下がって落ちそうな枝の除去、ツタウルシなどのツル切りを行いました。
ラーバンの森の牧場体験の保育園児がそろそろ訪れ始めたので安全対策をしました。
作業日とは別に、ペットボトルを利用したスズメバチトラップも設置しました。
害虫を食べてくれるハチなのですが、人が往来する辺りに巣を作られないように気をつけています。
丸太で作った遊具も腐食が進んできたため、冬の間に間伐した杉で補修作業も行いました。
ツリーハウスも解体か補修が必要になってきました。
木の文化は自然に返りサイクルしてゆくのでとても素敵だと思うのですが、森の中で風雨にさらされているため想像していたよりもサイクルが早いようです。
サイクルの速さでいうと、木の枝と落ち葉の生産量は、使用料を大きく越えています。
落ち葉は腐葉土となり、蓄積しすぎると林床に光が届かず草も生えず、そこで生活できる生物が減り森の活動が止まってしまいます。
落ち葉を掻き表土を活性化させる事が重要になってきます。
枝も集めれば、燃料になるのですが、実際使い切れない量になってしまい山積みとなってしまいます。
落ち葉のたい肥化と枝のウッドチップ・燃料化が、今後の里山の維持管理としては重要になってきます。
かつての里山ではこれらが取りあいだったため、村同士の争いや、飛び地と言うものが出来ました。
現在は使い切る事が難しいため、うまく活用できるサイクルを構築できないと森の片隅に何カ所も山積みされたりして整備活動に歪みが生じてしまいます。
今後はこの枝葉の利用に力を入れていきたいと思います。