きのこの観察会開催しました(2015年10月11日)

カテゴリー:みどリレー通信, 今月のみどリレー

2015.11.01

毎年恒例となりました「きのこの観察会」を開催しました。
親子参加も多く、森の中を駆け回る子供達の声が響くにぎやかな観察会になりました。
9月下旬から、天気のいい日が続き、きのこの発生は今一つでしたが、それでも、24種類のきのこを見つける事が出来ました。
今年で、5回目になりますが、毎年新しいきのこを発見する事ができます。

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きのこの仲間が地球上にいなかったらどうなると思いますか?
森の中だけではなく、町の中でも、植物や動物などの死体が、そのままのこり続けてしまいます。
きのこの仲間たちは、様々な物を腐らせ分解してくれているのです。
分解するものによって、菌類はそれぞれ役割を持ち、様々な種類が存在します。
きのこの仲間は日本全国で5000~6500種ほどありますが、そのうち名前がついているものは2500種ほどしかないそうです。

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「きのこ」と言うと、ついつい「食べれるか、食べれない」が気になってしまいます。
しかし実際には「食べても美味しくないきのこ」が、かなり多くあります。
「味」「歯ごたえ」「香り」がすべてそろわなくては、おいしい食用きのこにはなりません。
美味しいきのこは全体の2%ほどしかないそうです。

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日本で知られているきのこ2500種のうち、過去に中毒例のあるきのこはわずか30種ほどです。
特に福井県でしっかり覚えておきたいきのこは、次の9種類です。
ツキヨタケ、クサウラベニタケ、カキシメジ、マツシメジ、ドクササコ、ドクツルタケ、ニガクリタケ、コレラタケ、ニセクロハツ。
ツキヨタケは県内の中毒件数の9割をしめるそうです。
シイタケと間違える事が多いそうです。
もちろん他にも毒きのこは存在します。
まずは、毒きのこをしっかり覚える事が大切です。
成長の過程や、環境によって、色や形が違って見えてしまう事にも注意が必要です。

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途中、ちょうどアケビが美味しそうに開いていたので、みんなでとっておやつにしました。
下草刈りや、ツル切りの作業をする事によりアケビがあまり姿を見せなくなっていましたが、森の一部をそれほど手を入れないようにしているため、今年も収穫できました。
アケビは上品に食べるのではなく、種をばらまくように食べるようにいうと、子供達は大喜びでほおばっていました。
来年芽が出るか楽しみです。

 

今回の昼食は「芋煮」。
山形県民のソウルフードだそうで、野菜とお肉をおいしく食べられるので、我が家でも最近よく食べます。
里芋、こんにゃく、ゴボウ、牛肉、マイタケ、ねぎを入れて、醤油と酒・みりん・砂糖で味を調えます。
今回、料理を手伝っていただいた方々それぞれの出身地によって、味付けの好みが違い「もっと濃い方がいい」「もうちょっと甘めで」など意見が分かれてしまいました。
家庭や地域によって味付けが違うのは面白いものです。
しかし結局は山形出身の人がいないため本場の味がわからず、困ったときの「クックパッド」のレシピに従い、美味しい芋煮が完成しました。

火の加減に苦労しながら、お米も、かまどですごく上手に炊くことが出来ました。
みどリレーが整備している森からの湧き水で作っている、無農薬・有機米です。
回を重ねるたびに、かまどで炊くことになれてきたため、毎回最高のご飯を食べる事が出来ます。
一升5合炊いたのですが、あっという間になくなってしまいました。
せっかくなので屋外で食べようと思っていたのですが、気まぐれな雨雲のせいで、屋内での食事になってしまいました。

食後は採取してきたきのこを並べて、先生にもう一度説明して頂きました。
今回採取したきのこは別紙にまとめました。

 

みどリレーのメンバーは少し早く集まって椎茸のほだ木を並べる作業を行いました。
本来もう少し早くしなければいけないのですが、ついついこの時期になってしまいます。
私たちのほだ木は短く切ったものも使いますが、長いまま植菌をしているものもあります。
倒れている木に椎茸が生えていたら面白いなあと思い始めましたが、切り口が少なくなるので雑菌が入りにくいという事もあります。

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今年の春に植菌したものなので、収穫は来年の冬からになります。
今回は、カワラタケなど他のきのこがほだ木から生えたり、虫が多く入った様でおが屑でいっぱいになっていました。
今年利用した木は、虫などの影響で弱ったものを利用したので、すでに他のきのこの菌が回ってしまっていたためかもしれません。

来月の活動では、なめこが収穫出来始めるので楽しみです。

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