5月のみどリレー開催しました。(2015年5月10日)
5月になり、気温も上がり、ひと雨ごとに、草花たちがぐんぐん大きく育ってきました。
森の中でも光が差しこむ辺りではかなり雑草が伸びています。
今回は今シーズン初めての下草刈りになりました.
毎年同じように、草刈りをしていると、どの時期に、どこにどんな草が生えてくるか少しずつわかってきます。
草たちを見て「こんにちは」という余裕もなく、「もうこの草が生えてきた・・・」とあわてて、畑や田んぼの作業に追われて行きます。
今年は、薪集めを頑張っていたため、春の作業が少し遅れ気味でいつもより少し慌て気味です。
下草刈の作業のついでに、ツタウルシをできるだけ除去して行きました。
私はツタウルシには毎年の様にかぶれて苦しめられます。
今年は、3月の薪集めの作業で、葉っぱもついていないツルが木に巻き付いていて一緒に伐採して薪にしていたところ、顔、手首、首、足首、見事に手袋や服のつなぎ目などかぶれてしまいました。
アレルギー反応で、体のあちこちに赤い発疹が出てしまい、完治するまでに一か月近くかかってしまいました。
皆さんも気をつけて下さい。ツタウルシは、過敏な人はうるしの葉から垂れた雨つゆなどの水滴がついたり、木のそばを通ってもダメなそうです。
山火事の時、消防士がツタウルシの煙で気管支や肺内部がかぶれ、呼吸困難になるなんて話もあるそうです。
ツタウルシの除去は避けたい作業なのですが、森を訪れた人に危険が無いようにするためには、我々みどリレーの活動メンバーが行うしかありません。
他にも崩壊しそうな枯れた松や、枝にぶら下がった木の枝の撤去など、危険な作業も多いのですが、気をつけて作業をすすめたいと思います。
午後からは、枯れた栗やコナラの伐採や、腐食が進んだカラスザンショウの木の伐採を行いました。
今年は、何の影響なのか、栗とコナラが数本立ち枯れしました。
毎年1・2本はそういう木もあるのですが、今年はいつもより多く感じます。
カシノナガキクイムシの被害木の様に小さな穴だらけの物や、シロスジカミキリの幼虫による食害の跡が多くありました。
木が枯れる事は残念なのですが、新たに林床に光が届き、次の世代が育ち始めます。
長い目で見て次の世代が育ちやすい環境を作って行きたいと思います。
伐採した木は今回も薪用に搬出しました。
森にスズメバチ捕獲機を設置しました。
毎年ラーバンの森ではスズメバチの姿を見かけます。
巣も見かけます。
今年も私の作業小屋で、アシナガバチが4カ所、スズメバチが1カ所巣作りを始めていました。
さすがにこれらは撤去しました。
2Lのペットボトルに1.5㎝角ほどの穴を数カ所あけ、お酒2.0L/お酢0.5L/砂糖1㎏/グレープジュース0.3L位の配合で集蜂液を作りました。
酢を入れるとミツバチが集まってこないそうです。
インターネットで調べると色々な配合のデータがありましたが、手に入った材料を使い切る分量で行いました。
4~6月は女王蜂が冬眠から覚めて巣作りを行うそうです。
この時期に捕獲しないと、夏以降は働き蜂がよってきて逆に危険になるそうです。
2週間ほどたってから見に行くと、オオスズメバチやキイロスズメバチがかかっていました。
スズメバチは有害な虫を食べてくれたり、木をかじる事によって樹液がでて、カブトムシやクワガタのエサにもなるので、すべていなくなればいいものではないそうです。
ちなみにカブトムシやクワガタは、自分で木に傷をつける事が出来ないそうです。
子供達の遊び場や、家の軒や通路付近などに巣を作られないように注意しています。