第5回「森のクラフト展」開催しました(2014年9月21日)
カテゴリー:みどリレー通信, イベント・シンポジウム
2014.10.04
一週間前の天気予報では、曇り降水確率40パーセント・・・。
今年もまた天気に振り回されそうだと、覚悟を決めていました。
ブルーシートやロープなどの段取り、駐車場のぬかるみ対策、会場の足元、ラインひきのやり直し・・・様々なやる事リストが頭を駆け巡っていました。
餅つきの準備、駐車場の草刈り、自分の作品の制作などもまだまだ残っている・・・。
しかし開催日が近づくにつれ天気予報が好転してゆき、当日は最高の天気になりました。
2年前は雨も降りだし、寒くなりましたが、今年は半そで一枚で心地よい陽気でした。
森の中では、木漏れ日がとてもきれいで夢のような空間でした。
出店者数は、昨年と同じくらいでしたが、来訪者は、かなり多くなり出店者も含め400人~450人ほどではないかと思います。
森のクラフト展では出店のブースの位置も大きさも特に規定がありません。
駐車場から近い所がいい人、奥まったところで静かに出店したい人、人が多く集まる場所がいい人、様々な人たちが様々な思いで出店します。
普段出店したことが無い人でも気楽に出店できます。
せっかく森の中で行うので電気の使用はできませんが、薪や炭など火の利用はできます。
今年の出店は、木工、カントリードールやポーチ、農産物、カフェ、アロマ、布小物、竹細工、エンジェルカードリーディング、おでん、おにぎり、アクセサリー、焼きたてピザ、吹きガラス、パンやお菓子、スープなど様々な物がありました。
食べ物の充実もうれしい限りで、自家栽培の野菜を使ったり、自家焙煎のコーヒーだったり、炊き立てのパンやピザなどなかなか普段食べたくても食べられないようなものがおおくありました。
パフォーマンスのステージでは、ギター弾き語りや合唱の皆さんの素敵な音色が、里山の中に響きました。
すごく森に溶け込み心地よかったです。
参加者が昨年ほどなく時間に追われなかったので、ステージ管理を完全におまかせしてしまいました。ありがとうございます。
今年は様々な準備が、皆さんの助けもあり、かなり順調に進める事ができました。
当日の朝、急きょ牧草地を駐車場にすることになり、前日入りしていた長野からの友人親子と共に、草を刈り、駐車場のラインを引きました。
長野の林さん、滋賀の山本さん、みどリレーの講師の稲葉さん、そして私の4人は、第一回から稲葉さんが行っていた木登りが子供達にも、大人達にも面白いのではないかと、情報交換をしながら、準備を進めてきました。
林さんも、稲葉さんも森林組合で木に登りながら特殊伐採作業をするベテランであり、山本さんはロッククライミングのエキスパートで、今年からは滋賀でも子供達に木登りの体験をさせています。
この心強いメンバーが毎年クラフト展で集まり木登り体験をしてくれています。
いまや、森のクラフト展の名物にもなってきました。
今年は、道具がそろった事もあり、スムーズに進める事が出来、何人か大人も体験できました。
木の上から森を眺めている感覚はとても心地よく、今まで味わった事がない不思議な感じです。
多くの子供達が大きくなった時に、この景色を思い出し、自然に関心を持ち続けてほしいと思います。
様々な今後の課題は見えてはきましたが、天気が良かった時点50%成功で、皆さんに助けられ100点満点で大成功の「森のクラフト展」でした。
一つ印象的だったのは、すでに片付けをしている時点で、「来年は商品増やさなければ!」「来年はこうしよう!」「来年も出店します!」など、すでにみんなが来年の目標にしてくれていたことです。
一年に一回こんな楽しみなイベントを開催できて本当に幸せだと思います。
「森のクラフト展」は今後もまだまだ続けていきますので、これからもぜひ皆様のご協力、助言等よろしくお願いします。
NPO法人三国湊魅力づくりPJ 緑のリレープロジェクトでは、現在ラーバンの森周辺の里山の整備活動を行いながら、「森の樂校」「きのこの観察会」「森のクラフト展」「きのこ作り」など続けています。
「森の保全」、「森の利用」、そして「森の活用」とつながりのある活動を通し、多くの人が自然に親しみ、自然を大切にしてゆく事が命を大切にしてゆく事に繋がっているのだと感じられればと思っています。
実際の森の整備での作業メンバーは私を含め5~6人ほどで行っています。
森の広さからするとまだまだ参加者は必要です。
ぜひ皆さんも森の中での一汗をかきに来てください。
もちろん食事などのサポートメンバーも大歓迎です。