ワークキャンプ2010 開催しました①
11月21日(土)
ワークキャンプ初日。
心配していた天気は晴れ。気温も寒くなく、11月の北陸にしては最高の秋晴れのお天気です。
9時頃から参加者が到着し始めました。
今回は、地元の参加者の他に、東京から大学生3人、愛知・滋賀県からもはるばる家族連れで駆けつけてくれました。
子供を含めて1日目23人・2日目21人の人が参加して始まったワークキャンプ。
毎月のみどリレー活動でも講師をつとめてくれている稲葉さんから「竹内君企画で2日間晴れ予報とは珍しい!!」と喜びの一言。
そうなんです。私の企画は毎回、雨や台風に悩まされ、何とかなったけど大騒動・・・と言う事ばかりで、みんなも「どうせまた雨では??」と思っていたそうです。
まず始めに自己紹介と簡単な2日間の予定を打ち合わせをして、さっそく竹炭作りに取り掛かります。
ドラム缶窯は今回のために新調しました。
古い窯は木炭を作るため栗や桜・杉などを詰め込み朝6時から私が火入れをしました。
今回の炭焼きの材料は林先生が一か月ほど前から、竹林から竹を切りだし、割って、節を綺麗に取り除いて準備してくれた竹を使いました。
半分ほど土の中に埋めたドラム缶に、竹を詰め込んでいきます。
相模さんが綺麗に詰め込むと材料が少し不足気味に・・・・・。
「まあこれでいきましょう!」と林先生。
蓋をしめて火入れをしたのは10時過ぎ。
しばらく焚口で薪を焚き続けます。
そうする事により材に残った水分がでていくそうです。
煙も水蒸気が多く温度も手で触っても暑くないくらいで、白い色をしています。
今回は乾燥が不十分で、竹の水分がまだ残っていたので少し時間が多くかかりましたが、無事材に着火し炭化が始まりました。
炭化が始まると煙の温度が上がり、手では触れる事ができません。
空気の穴を火が消えないぎりぎりの所まで絞り煙突も少し狭くします。
黄色っぽい煙になり酸っぱいにおいがしてきます。
実はこの酸っぱい匂いが癖になりまた炭を焼きたくなるそうです。
炭窯の火が安定した所でみんなで森に移動して、木登り体験をしました。
クライミング用の道具を使い、コナラの木から垂らしたロープを登って行きます。
少し怖いかなあと思っていましたが、コツをつかめば登っていける感覚にみんな大喜び。
紅葉が始まった森を見渡し、みんなが笑顔でした。
高い木に登ってぶら下がっている不思議な感覚は癖になりそうでした。
ロープやクライミングの道具はすべて無駄を省き洗礼されたデザインでカッコよくそれを巧みに使いこなす山本先生も一つ一つの動きもカッコよかったです。
そうだ、次はツリーハウスだ!
太くて高い木の上の作業は登り降りが大変です。
この技術を使えば、材料や荷物の上げ下げ、人の昇り降りが安全に簡単にそして楽しくできそうです。この技術を使って、巨木の伐採なども行われているとの話も聞きました。
各々が新しい何かを発見して、何かを感じた夢の様な時間でした。
そのほかにも様々なロープワークも教えていただきました。
山本先生ありがとうございます。
夕方、温泉にみんなで行き一日の疲れをいやし、夜ごはんをお腹いっぱい食べました。
さあ、後は薪ストーブの前でのんびり酒でも飲んで語りあおう♪と言いたいところですが、炭がまだ焼けていません・・・。
満点の星空の下、焚火をしながら空気の調整や温度の確認などをしていると、次第に煙の色が透明になってきました。
温度も上がり、うまく炭化も進み8時過ぎには煙突と焚口に土をかぶせて、竹炭の炭焼き窯は終了しました。
しかし、木炭の窯はまだまだ、もくもく煙をあげて、温度も上がっていません。
ちなみに去年は窯をしめたのは早朝4時。次の日はフラフラでした。
今年もかなぁ・・・。
夜中1時半に起きて見に行くと温度も煙の色も結構いい具合になり、あと1時間と予測し2時半にもう一度起きようと少し仮眠をとりました。
そして目が覚めると3時半!!やばい!
見に行くとすでに煙も透明になり温度もかなり高く、あわてて焚口と煙突に土をかけ蓋をしました。
もしかすると全部燃えてしまったかもしれない・・・・・。
不安を抱えつつ翌日に続きます。