つれづれダイアリー

三国祭(渡り初め)

2010.05.17  by

たのしそうに山車をひく子どもたち

5月8日(土)、9日(日)、15日(土)に、 地元の方たちに初めて山車がお披露目される「渡り初め」がありました。5月20日の中日祭に向けての予行練習にもなるのだそうです。 昔は、本番の1週間前に行われることが多かったそうですが、今は、山車の不具合などが起きた場合の調整のため、早めに行う区が多くなってきたそうです。

5月8日(土)
五番山車(上・下真砂区) 徳川家康

迫力ある山車。街中を所狭しとやってきます。行く手の妨げとなる木々や電線をうまくかわして進んで行きます。

三番山車(北末広区) 浅井長政

大きな山車は、方向転換するのも容易ではありません。声をかけながら一気に回る姿は壮観です。

山車が、去った後には車輪の跡が残ります。「お祭りは大変だけど、お祭りの終わった後にこれをみると寂しくなるのよね。」と、渡り初めを見ていたおばあさんがお話して下さいました。

四番山車(松ヶ下区)勧進帳「弁慶」

急に道が狭くなったり、曲がりくねったり、「おもかじ」「とりかじ」と威勢のよい舵取りの声が響き渡ります。この掛け声は、区によって違います。

佐合道子 「あなたに捧ぐ—」

山車と一緒に道を歩いていくと素敵な家がみえてきました。昨年の「三国湊の路2009—現代アートと文学のアジール—」で、町家館にて展示されていた佐合道子さんの作品です。
移転され、街中で遭遇することができます。(作品について詳しくはこちら)

壱番山車(森町区)坂本龍馬

ちょっとした上り坂でも、山車が進みにくくなります。力を合わせてひっぱります。

5月9日(日)
六番山車(三国祭保存振興会)加藤清正

本番当日は、通行止めになりますが「渡り初め」のときには、山車のすぐそばを車が走っていきます。その周りでは、交通整理をする人たちの姿も。

山車の隣を歩いていると、木の棒を車輪にあてて、山車を左右に振ったり、止めたりしている人がいます。その木の棒の先にくっついているねっとりとした緑色の物質(とりもち)が潤滑油の代わりになっています。木で出来ている車輪に油をさしてしまうと油を吸い込み痛んでしまうからだそうです。

5月15日(土)
弐番山車(玉井区)朝倉義景

お囃子の軽快なリズムとともに、山車が蔵に戻ってきました。蔵の前には地元の方々がたくさん集まり、拍手で迎えられていました。

今から、三国祭が楽しみです。

詳細と、今年の順路図は、三國祭保存振興会のウェブサイトをご覧下さい!

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